ゴーヤの気ままに映画

見たい作品がある時に書いているので定期更新ではありませんが大体月に2,3本は新作鑑賞して投稿しています!文章は苦手なので下手なのはご容赦ください。評価は甘口カレーくらいの甘さ( ^ω^ )

映画『カツベン!』あらすじ・感想・ちょっとネタバレ “口で勝負”する仕事

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 昔には今では考えられないような職業があって、中には無くなってしまったものもあるでしょう。昔は今と違って音響機器の普及が遅く映画なんてのは無音で見て楽しむものでした。外国では黙劇が主流でチャーリー・チャップリンは今でも有名ですよね( ・∇・)

 でも日本では馴染みにくくて生まれたのが活動弁士(カツベン)だったわけです。正直映画の予告見るまではそんな職業があったのも知らなくて、デジタル社会に生まれた身としては考えられない世界なわけです。それでご飯食べていくんですからすごいですよね!!

 

 なので今回は私にとって歴史の勉強しに行くってのが感覚的にはあっているのかなww映画がまだ「活動写真」として世に出ていた時を知っている人はどのくらいいるんだろう……は置いといてさっそく見ていきましょう!!

 

 

作品情報

 『Shall we ダンス?』や『それでもボクはやってない』などを手がけてきた周防正行(すおまさゆき)監督の最新作。前作『舞妓はレディ』から5年ぶりの最新作は少し昔に映像を彩った職業「活動弁士」を主人公に展開するエンタメ作品。

 

 キャストは最近注目されている若手俳優が豪華俳優陣とわっちゃわちゃするのが楽しみです。脇の固め方がすごいんで崩れることはないでしょう!!( ̄ー ̄ )

 

 

主なキャスト<役名

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成田凌<染谷俊太郎>*活動弁士を夢見る青年

 1993年11月22日生まれ。埼玉県出身。現在もモデルとして活躍する一方、俳優としても出演する若手最注目俳優。近年の出演作品に『スマホを落としただけなのに』(18)、『翔んで埼玉』(19)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19)などがある。 (引用元:公式HPより※一部中略)

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黒島結菜<栗原梅子(沢井松子)>*女優を夢見る、俊太郎の初恋相手

 1997年3月15日生まれ。沖縄県出身。映画『ひまわり〜沖縄は忘れない あの日の空を〜』(13)で女優デビュー。その後、「時をかける少女」(16/NTV、主演)、『プリンシパル〜恋する私はヒロインですか?〜』(18、主演)、『十二人の死にたい子どもたち』(19)などの、映画で活躍する若手実力派女優のひとりである。 (引用元:公式HPより※一部中略)

永瀬正敏<山岡秋聲> *大酒飲みの酔っ払い活動弁士

 1966年7月15日生まれ。宮崎県出身。国内だけでなく、海外の映像作品にも多数出演する。近年の出演作品には 、『あん』(16)、『光』(17)、『パンク侍、斬られて候』(18)などがある。 (引用元:公式HPより※一部中略)

 高良健吾<茂木貴之>*スター気取りの活動弁士

 1987年11月12日生まれ。熊本県出身。テレビなど多彩なジャンルで活躍する実力派俳優。近年の出演作品には、『シン・ゴジラ』(16)、『月と雷』(17)、『万引き家族』(18)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19)などがある。 (引用元:公式HPより※一部中略) 

 音尾琢真<安田虎夫>大金を追う泥棒

 1976年3月21日生まれ。北海道出身。演劇ユニットTEAM NACSに所属し、映画、ドラマ、舞台だけにとどまらず、ラジオパーソナリティーとしても活躍、マルチな才能を発揮する。近年の出演作品には、『孤狼の血』(18)、『七つの会議』(19)、『麻雀放浪記2020』(19)、『凪待ち』(19)などがある。 (引用元:公式HPより※一部中略)

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 山本耕史<牧野省三>日本映画の父と呼ばれる映画監督

 1976年10月31日生まれ。東京都出身。俳優として舞台、ドラマ、映画と多岐にわたり活躍している。近年の代表的な出演作品としては、「髑髏城の七人 Season花」(17)、「真田丸」(16/NHK)、「きのう何食べた?」(19/TX)などがある。周防監督映画作品では2作品目の出演となる。 (引用元:公式HPより※一部中略) 

 池松壮亮<二川文太郎>*新時代を担う映画監督

 1990年7月9日生まれ。福岡県出身。ハリウッド映画『ラストサムライ』(03)にて映画デビュー。幼少期から俳優として活躍し、第38回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、その年の助演男優賞を総なめにした。近年の出演作品には、『デスノート Light up the NEW world』(16)、『散り椿』(18)、『宮本から君へ』(19)などがある。 (引用元:公式HPより※一部中略) 

 竹中直人<青木富夫>*青木館の館主

 1956年3月20日生まれ。神奈川県出身。これまで数多のテレビドラマや、舞台、映画に出演する日本を代表する俳優のひとり。近年の出演作品には、『翔んで埼玉』(19)、『サムライマラソン』(19)、『麻雀放浪記2020』(19)などがある。周防監督映画作品への出演は本作で6作品目となる。 (引用元:公式HPより※一部中略) 

渡辺えり<青木豊子>*気の強い青木の妻
井上真央<橘琴江>*タチバナ館の社長令嬢
小日向文世<橘重蔵>*青木館のライバル・タチバナ館の社長
竹野内豊<木村忠義>*ニセ活動弁士を追う熱血刑事
徳井優<定夫>*青木館で働く楽士(三味線)
田口浩正<金造>*青木館で働く楽士(鳴り物)
正名僕蔵<耕吉>*青木館で働く楽士(管楽器)
成河<浜本祐介>*青木館で働く職人気質な映写技師
森田甘路<内藤四郎>青木館で働く汗かき活動弁士
酒井美紀*梅子の母親

あらすじ

 子どもの頃、活動写真小屋で見た活動弁士に憧れていた染谷俊太郎。“心を揺さぶる活弁で観客を魅了したい”という夢を抱いていたが、今では、ニセ弁士として泥棒一味の片棒を担いでいた。

 そんなインチキに嫌気がさした俊太郎は、一味から逃亡し、とある小さな町の映画館<青木館>に流れつく。青木館で働くことになった俊太郎は、“ついにホンモノの活動弁士になることができる!”と期待で胸が膨らむ。

 しかし、そこには想像を絶する個性的な曲者たちとトラブルが待ち受けていた!俊太郎の夢、恋の運命やいかに…!? (引用元:公式HPより) 


映画『カツベン!』予告1 2019年12月13日(金)公開!

 

感想

 自分のトークで観客を沸かす素晴らしい職業!ただ年代物なので人によっては合わないのかもしれない…。

 映画館で作品を鑑賞する時は周りに迷惑をかけないようマナー良く見るのが一般的ですが、今ではみんなで楽しむをコンセプトにした応援上映やライブといった映画を少し違った視点からより楽しむ楽しみ方が生まれて、自宅でレンタルを見たりするよりも刺激的な体験ができる時代になりました。

 でもその先駆けって今回の活動弁士じゃないのかなって思います。音のない活動写真が音を出しながら映像を楽しむ映画に進化して、その映画が観客みんなで見て共感して楽しむといった“進化”をしてきました。もはや『カツベン!』が面白いかどうかより時代の変化に私は感動してしまいましたww活動弁士なんていた時代をもともと生きていないのでそっちに興味があって作品を見ようと思ってました( ・∇・)

 

 といっても感想を書かないわけじゃないので。今作はキャストから予想がつく人もいるかもしれませんがちょいちょい笑いを意識した要素があったってところが一番印象的かと思います。

 竹中直人が館主なんかやったらとんでもなくやる気のないおもろいおっちゃんが出てくると思うじゃないですか普通。まぁその通りでした!テンポも変な間がなくてトントン進むのも気持ちいし、一つの作品の中にいろんな要素がこれでもかって詰め込んであります。正直入れすぎ感はありますがね(゚ω゚)人によってはゴチャゴチャして嫌な人もいるかもな〜。

 ここはなかなか難しいところですよね。もはや人の好き嫌い次第なのでわちゃわちゃしているのが得意じゃない方は慎重になった方がいいのかもしれないです。私はそういうの好きなので、楽しかったですね♪ただ最後に一つ言いたいことが…。

 

最後に

 主人公の俊太郎がいつ成長したんだって思っちゃう!!ここは本当に勿体無いと思いました。そこは見てて楽しさが減ってしまった部分です。

 対人のお仕事ってみんな最初は共通の部分(接客方法とか)から入ると思うんですが、そこから上に行く人って相手に好かれる“個”を持っていると思うんです。私は以前接客業をしていたことがあって自身の顧客というか担当なんかも持っていましたが、やっぱり他の人より自分を見てもらうための何かを見つけることが大事だと思うんです。でも俊太郎にはそこが見えないし、結局先輩のまねごとになっててそのあとの自分の特色を出していく部分がごっそり抜けてて腑に落ちなかったです。それはダメでしょ周防さん!!

 でも結論は満足はできた。が答えです。見て損はないかと思います。ジャンルとしては変わってますから見たら新しい好みに会えるかもしれませんね。

 

 ってなわけでまた次回で